世界で使われる日本の高級食材

すっぽんパワーは古くから知られている

すっぽんのはじまりは、3000年前の中国、周の時代に王様へ長沙よりすっぽんが献上されたという記録があります。
昔から中医学、漢方の世界では、強精、強壮の代表格として珍重されてきたほどで、すっぽんを司る役人「鼈人」といわれる役職もあったほどだそうです。
日本にも7世紀末、文武天皇に献上されたという文献もあります。

日本での歴史は「続日本紀」の文武天皇元年(697年)9月の記述に近江の国(現在の滋賀県)より「白鼈(白いすっぽん)」が献上されたと記載されているのが、正式な記録として残っています。
ただ食べ物としての献上であったのかは分かっていません。
ただ平安~室町時代のため池跡から、現代でも美容や滋養強壮で人気のすっぽんが大量に出土したことが、府文化財センターなどの調査で分かったという記事があります。

通い婚の時代や身分の高い男性は何人への妻や妾がいてもいい時代です。
そのような時代の後からスッポンがほぼ完全な状態ででてきたとされています。
全体の5分の1の範囲で99匹分、残りの範囲でも密集した状態で見つかり、数百匹に上るというのです。

平安時代には甲羅が薬として都に納められ、それを貴族は滋養強壮として飲んでいたのでしょうか。
しかし江戸時代以降は鍋料理として食べられるようになり、乾燥した薬としてではなくすっぽん自体が滋養強壮として好まれるようになりました。
ですが皆が食べるようになればなるほどすっぽんは少なくなっていきました。

本来寿命が100年のすっぽんはそんなに急には大きく成長しない上に冬眠をします。
つまりすっぽんの成長よりも人間が食べる方が上まわってしまったのです。
すっぽんは高級食材となってしまいました。

明治時代になると「浜名湖」ですっぽんの養殖がされるようになり、今では全国に広がっています。
また世界においても中華料理やフランス料理などにおいて、すっぽんの料理が有名で、滋養強壮においても人気料理です。